クリ博編集部
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。
インターンシップに参加した後、お礼メールをどのようにして作るのか悩みませんか?特に短期インターンの場合だと、まずお礼メールを送るべきか悩む人も多いようです。そこで今回は、インターン後のお礼メールの必要性や例文、正しい書き方など、インターン後すぐに役立つ情報を交えてご紹介します。
結論から言うと、インターンシップ後のお礼メールは必要です。仮にインターン最後の日にきちんとお礼の言葉や感謝の気持ちを伝えていたとしても、改めてメールでお礼をした方が企業により良い印象を与えることができます。
インターンは企業にとってメリットもありますが、学生のためにお金や時間をかけるため、負担もあります。こうした負担を理解し、新たな経験を得られたことにしっかり感謝の気持ちを伝えましょう。
インターンの担当は人事部が受け持つケースが多いです。お礼メールの内容によっては、その企業の採用選考の担当者に良い印象を残すことができかもしれません。また、お礼メールの内容を考えるにあたり、インターンでの活動を振り返ることができるので、就職活動で活かすことのできるエピソードが見つかる可能性もあります。
1dayインターンシップの場合も、お礼メールは必要です。一日だけだったとしても、その日の貴重な時間を学生のために使ってくれたのですから、感謝の気持ちは常に持つようにしましょう。
1dayインターン、あるいは短期インターンの場合、企業側は学生一人ひとりを把握してはいないのでは?と感じるかもしれません。しかし、人事の仕事に携わる人は、短期インターンシップであっても学生のことを覚えているものです。
自己分析では、過去の自分を振り返る作業を行います。こうした作業を経て明らかになった自分の「強み・弱み」、「価値観」は、将来志望する職種や企業を選ぶ中で重要なポイントになります。
もし、仮にインターン中に目にとまらなかったとしても、お礼メールできちんと感謝の気持ちを示し、自分が得た学びを伝えることができれば、好印象を残すことができるかもしれません。
お礼メールを送るタイミングは、インターン終了当日が理想です。基本的にメールは相手の空き時間にチェックできるものなので、送信時間はさほど気にしなくても大丈夫です。ただし、中には深夜にメールを送ることを非常識だと考える人もいますので、お礼メールが深夜に完成してしまった場合は、翌日の朝に送った方が無難でしょう。
お礼メールは、原則インターンの終了日、遅くても翌日までには送りたいものです。しかし、うっかり忘れてしまった場合や、何らかの事情によりすぐに送ることができなかった場合もあるでしょう。
お礼メールは、たとえ遅くなってしまっても、感謝の気持ちをきちんと伝えたいと考えるのであれば、送るべきです。その際は、お礼が遅れたことに対するお詫びを本文の初めに加えましょう。やむを得ない事情があった場合は、簡単に理由を記載しても良いです。
インターンシップのお礼メールは、人事担当者に送るのが一般的です。しかし、インターンシップの内容によっては、送る相手も変わってきます。もし、悩んだ場合は、人事担当者宛にメールを送り、本文中で特にお世話になった方にもお礼を伝えてもらえるよう、一言添えると、より律儀で好印象を与えることができます。
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宛先(To) ×××@×××.×××.×××
差出人 ×××@×××.×××
件名 【インターンシップのお礼】○○大学 ◯◯◯◯(氏名)
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株式会社◯◯ 人事部
◯◯様
お世話になっております。◯◯大学の◯◯です。
この度は〇ヶ月のインターンシップ期間、ご指導頂きまして誠にありがとうございました。
幼い頃から憧れであった◯◯業界を牽引する貴社のインターンシップに参加し、実践に近い業務や○○(←具体的なことがあればその内容)を体験することで、◯◯業界で働くビジョンをより鮮明にイメージできるようになりました。
また、この度のインターンシップでは、業務内容だけではなく、社会人としての考え方の部分も教えて頂き、大変感謝しております。
特に◯◯様から伺った「働く上での心構え」というお話が、私の胸に深く刻まれております。
また、インターンシップ中に社員の方々と交流させて頂き、貴社の雰囲気も知ることができたことで、ますます入社したい気持ちが高まりました。
貴社の新卒採用選考にもぜひエントリーさせて頂きたく存じますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら貴社の益々のご発展と皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
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氏名(漢字とひらがなで記載)
○○大学○○学部○○学科◯年
E-mail:×××@××.××
住所:〒×××-××××
東京都新宿区○○××丁目××番××号
○○○マンション ××号室
電話番号:090-×××-×××
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インターンのお礼メールを書く時は、感想や感謝がありきたりな内容にならないように注意しましょう。形式張ったお礼メールは反対に印象を悪くする可能性があります。 また、感謝の気持ちをたくさん伝えたくても、長文になってしまわないよう注意も必要です。人事担当者は日々たくさんのメールをチェックしているで、長々と書かれたメールは迷惑になる場合もあります。簡潔な文章で気持ちを伝えられるメール作成を心がけましょう。
インターンシップ後のお礼メールの書き方を、それぞれの必要な内容ごとに分けて解説していきます。 ・件名 ・宛先 ・文頭の挨拶 ・本文 ・文末 ・署名
件名は必ず書きます。内容は簡潔に「誰から(自分の名前)」「何について」「どのような内容か」が分かることがポイントです。例えば、「インターンのお礼 ○○大学△△」として、大学名と氏名がひと目で分かると親切です。件名を記載せずに送ると、セキュリティ対策で削除され、届かない可能性があるため注意しましょう。
宛先は、きちんと正式名称で書きます。例えば、株式会社の場合、(株)とは略さずにきちんと記載します。順番は「会社名」「部署名」「役職名」「氏名」にならって記載しましょう。複数名に送るときは、役職が上の方から順番並べます。敬称を忘れないように注意し、氏名には「様」をつけましょう。
本文を書き始める前に、挨拶と自分の名前や所属を簡単に記載するのが基本です。「お世話になっております。○○大学□□部の△△です。」と始め、「いつ」「どこでお世話になったのか」を記載するとお礼の言葉につながりやすくなります。
本文を書き始める前に、挨拶と自分の名前や所属を簡単に記載するのが基本です。「お世話になっております。○○大学□□部の△△です。」と始め、「いつ」「どこでお世話になったのか」を記載するとお礼の言葉につながりやすくなります。
本文の内容に関しては特に決まりはありません。インターンシップを通じて感じたことや学んだこと、印象的だったことを具体的なエピソードとともに書くと、相手にとっても分かりやすく印象に強く残ります。 また、自分が感じたことを素直に文章にして大丈夫ですが、手紙としての一般的なマナーは心得ておくことが大切です。例えば、「皆様」「(人物名)様」「貴社」と記載する際、改行で文字が離れるのはマナー違反。できる限り「皆様」などの相手を指す言葉は文末にかからないように注意が必要です。
文末には、インターンシップで得たことを今後どう活かしていこうと考えているのかを記載し、重ねて感謝を伝えます。「末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。」などの相手を思いやる言葉を書き記すのもマナーです。
文章からはスペースをあけて、最後に署名を記します。「大学名」「学部」「学科」「氏名」「電話番号:△△」「e-mail:△△」を正式名称で記載し、署名の前後を傍線や二重線で区切るように装飾すると読みやすくなって親切です。メール機能は、自動で署名がつくように設定できるものも多いので、活用するとその後も役に立ちます。
お礼メールなどの大事なメールは、誤字・脱字がないかしっかりとチェックして送りましょう。誤字・脱字の目立つメールは、急いで書いた様子が伝わり、相手に不快感を与えます。メールは、直接打たずに事前にワードの校閲機能などを使って下書きしてから作成すると、ミスを防ぎやすくなります。
お礼メールは内容も大事ですが、読みやすさも重要なポイントです。いくら感謝の想いが強くても、長々と書かれた文章は読みにくく、かえって良くない印象を与えかねません。テンポのよい簡潔な文章で気持ちを伝えられるメール作成を心がけましょう。
お礼メール送信後、企業から返信を頂く場合があります。ビジネスメールの基本は「1往復半」と言われますので、企業側から返信を頂いた際は、感謝の気持ちをこめて簡潔な文章で再返信しましょう。
内容としては、お礼メールへの返信に対する感謝の気持ちを表す文章を書きます。インターンシップのお礼を再度書く必要はありません。
ただし、企業からの返信メールに「返信不要」とある場合は、再返信の必要はありません。
インターンシップのお礼メールは、自分のために労力をかけてくれた企業への感謝として、送るべきものです。たとえ短い時間であっても、そこで得た経験や感謝の気持ちを伝えることで、自分に対する企業の評価を上げるチャンスでもあります。インターンに参加した際には、今回ご紹介したマナーやポイントに注意して、お礼メールを送るようにしましょう。
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。