当社は『ツクル』を『創る』会社です。
当社は、インターネット黎明期に、サウンド素材を輸入販売する「音の商社」として起業し、これまでデジタルコンテンツに関わる事業を展開して参りました。得意の「音の商社」事業は、自社開発の配信サイト『SONICWIRE』を通じて世界に向けてダウンロード販売していますが、同サイトのデータ量は、数千万件を超えており世界でも最大規模です。また『SONICWIRE』では、楽器の音色をシミュレーションするソフト音源も多数取り扱っております。そして、歌声を奏でるためのソフト音源として、2007年に歌声合成ソフトウェア「初音ミク」を企画開発しました。 「初音ミク」は、音楽・イラスト・動画など様々な分野でクリエイターを惹きつけ、多くの良作がネットから生まれました。これらクリエイター作品を多くの方に届けるのも当社の役割。ゲーム、CD、書籍、グッズ、アパレルなど様々な商業展開を、クリエイターと共に手がけています。 クリエイターが物事を『ツクル』ための技術やサービス、つくった物事を発表する場、それらを『創る』ことが、当社が取り組んでいることとなります。
「コンテンツ」と「技術」両面に明るいのも当社の強み
数十万人のクリエイターが登録する投稿&コラボレーションサイト「piapro(ピアプロ)」や、 “モノ”としてのコレクション性と配信の利便性の両方を備えたスマホ用音楽カード「SONOCA(ソノカ)」も、 自分たちのアイディアを元に“クリエイト”したもの。「コンテンツ」と「技術」の両面に明るい事を活かして「無いものならチームで作ってしまう」のが当社の強みです。 そして、当社の活躍の場は日本だけに留まりません。元々ソフトウェアの輸出入からスタートした会社のため、欧米・中華圏を中心に海外取引も多いです。 「初音ミク」の世界ツアー「HATSUNE MIKU EXPO」や、北海道を応援するキャラクター「雪ミク」とドバイのアイスカフェとのコラボレーションなど、多様な企画を世界各地で実現しています。
ネットクリエイターがコンテンツ産業を変える
いまアマチュアのクリエイターは、自分のパソコンの中に制作環境を持ち、自分の力で作品を完成させられます。 創った作品は、YouTubeやニコニコ動画などを通じて、自らネットに発表し、Twitterや、Facebookなどのソーシャルメディアを通じて、情報拡散して、自ら多くのファンに知らしめます。 人気が出た作品には多くのファンが付き、商品化(CD、書籍など)となる機会も少なくありません。 マスメディアを通じたブームがトップダウン型とすれば、ソーシャルメディアを通じたこのムーヴメントはボトムアップ型であり、 すでにネット世代にとってはおなじみの展開となっています。当社の「初音ミク」は、このボトムアップ型ムーヴメントの象徴的存在と言えるでしょう。 当社ではこの強みを活かし、「初音ミク」だからこそできるアイディアを盛り込んで、このムーヴメントを健全に発展させ、ビジネスの新しいカタチを世に示したいと思っています。