システムエンジニアの平均年収!性別・年齢別・経験年齢別に比較解説

エンジニア 年収
2020年9月に厚生労働省より公開された「賃金構造基本統計調査(2019年)」をもとに、最新のシステムエンジニアの平均年収をご紹介。性別・年齢別・経験年齢別に紹介しているので、ご自身のキャリアプランを考える際の参考にしてください。 また、ボーナスの額や年収を上げる方法なども紹介しています。

システムエンジニアの平均年収

システムエンジニアの平均年収
※「年収」=「きまって支給する現金給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種DB第1表(2019)」

システムエンジニアの平均年収は男女合わせて「568万9,000円」です。そのうち、「112万9,000円」が年間賞与(ボーナス)で、年間賞与を除く「456万円」がきまって支給される平均年間給与となります。ひと月あたり「38万円」です。
男女別でみると男性の方が女性よりも「86万8,500円」平均年収が多くなります。ひと月あたりでみると、男性「39万円/月」に対して、女性「33万3,000円/月」と「5万7,000円」の差がみられます。

過去5年におけるシステムエンジニアの平均年収推移

過去5年におけるシステムエンジニアの平均年収推移
※「年収」=「きまって支給する現金給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出(端数は四捨五入)
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種DB第1表(2015-2019)」

2015年には「約592万円」だったシステムエンジニアの平均年収(男女計)ですが、2016年には「約547万円」まで下がっています。 2017年には「約551万円」まで回復しましたが、翌年の2018年の年収は横ばいのままです。2019年になって「約569万円」まで平均年収が大きく回復しました。

男女別でみると、男性の平均年収は2017年から徐々に回復していましたが、2015年の約611万円までは回復していません。 一方、女性の平均年収は2019年になるまで下降傾向にありましたが、2019年には2015年の平均年収を上回り「約497万円」となっています。

企業の規模別にみたシステムエンジニアの平均年収

企業の規模別にシステムエンジニアの平均年収と年間賞与を比較してみました。

企業規模別・システムエンジニアの平均年収

システムエンジニアの平均年収
※「年収」=「きまって支給する現金給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種DB第1表(2019)」

「社員数1000以上」の企業になると、平均年収も年間賞与も大きく跳ね上がります。 一方、「社員数100~999人」と「社員数10~99人」の企業を比較してみると、年間賞与は「社員数100~999人」の方が多いものの、年収は「社員数10~99人」の方が多いという結果になりました。これは、次項で説明する所定内給与の差が関係していると考えられます。

企業規模別・システムエンジニアの所定内給与額

システムエンジニアの所定内給与額
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種DB第1表(2019)」

所定内給与額とはいわゆる基本給のことです。「社員数1000人以上」の企業では、所定内給与額は平均「35万4,200円/月」。「社員数100~999人」の企業では平均「31万9,900円/月」です。これに対して、「社員数10~99人」の所定内給与額は平均「36万6,600円」と他2つに比べ高額です。年間賞与が少ない替わりに、所定内給与額が多くなっています。

これに加え、所定内労働時間数と超過実労働時間数を足した労働時間はいずれも168~170時間と大きな差はありません。そのため、内年間賞与が少ないにも関わらず、「社員数10~99人」の企業の方が「社員数100~999人」の企業より平均年収が多いのは、所定内給与額の差によるものと考えられます。

性別・年齢別にみたシステムエンジニアの平均年収

性別・年齢別にみたシステムエンジニアの平均年収をご紹介します。ただし経験年数により差が出ることも忘れてはいけません。未経験からシステムエンジニアへの転職を検討している方は、後述する経験年齢別の年収も参考にしてください。

男性

性別・年齢別にみたシステムエンジニアの平均年収 男性
※「年収」=「所定内給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種第3表DB(2019)」

年齢別でシステムエンジニアの平均年収をみてみると、男性ではシステムエンジニアになりたての20~24歳の間は平均年収300万円台と他の年齢に比べて低い傾向があります。 25歳から年間賞与額が上がり、平均年収も400万円に到達します。その後、30代で「500万円」、40代では「600万円」を超えるのが平均です。全年齢の男性の平均給与が「545万円(※参照:国税庁HP)なので、システムエンジニアの年収は全国平均よりも高いといえます。

女性

性別・年齢別にみたシステムエンジニアの平均年収 女性
※「年収」=「所定内給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種第3表DB(2019)」
※65~69歳:データなし

女性の場合でも、20~24歳の間は、平均年収300万円台と他の年齢に比べて低い傾向があります。しかし、25歳以降からは男性同様、平均年収が400万円を超えます。 30歳以降は男性より平均年収が低くなる傾向です。女性では、40~44歳の「586万4,500」 が年収のピークとなり、以降徐々に年収が下がっていく傾向にあります。

しかし、全年齢の女性の平均給与が「293万円(※参照:国税庁HP)」なので、どの年齢であってもシステムエンジニアの平均年収は全国平均よりも高いといえます。

性別・経験年数別にみたシステムエンジニアの平均年収

性別・経験齢数別にみたシステムエンジニアの平均年収をご紹介します。未経験からシステムエンジニアを目指す方や、システムエンジニアから同職種への転職を考えている方は参考にしてください。

男性

性別・経験年数別にみたシステムエンジニアの平均年収 男性
※「年収」=「所定内給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種第3表DB(2019)」

男性の場合、経験年数が5年を超えた頃から、所定内給与額が30万円超え、年間賞与額も100万円を超えてきます。システムエンジニアには専門スキルを必要とする業務も多く、キャリアを積むほどカバーできる仕事も増えるので、所得も増えると考えられます。もし、第2新卒や転職で未経験からシステムエンジニアを目指す場合、早めに転職するほど年収格差を埋めることができるでしょう。

女性

性別・経験年数別にみたシステムエンジニアの平均年収 女性
※「年収」=「所定内給与額(月収)×12」+「年間賞与」で算出
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種第3表DB(2019)」

女性の場合も、経験年数が5年を超えた頃から、所定内給与額が30万円、年間賞与額が100万円を超え、平均年収が465万円に到達します。0年目であっても、平均年収が301万円と、女性の平均給与「293万円(※参照:国税庁HP)」より多くなります。

システムエンジニアの年収を上げるには?

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システムエンジニアとして年収を上げるのに必要な知識・スキル・方法をご紹介します。

転職する

今勤めている会社の年収に満足できないのであれば、転職するのもひとつの手です。IT業界は人手不足に悩まされており、売り手市場といえます。どの企業も優秀な人材を求めているので、システムエンジニアとして十分な知識やスキルをお持ちの方は良い条件で転職できる可能性があります。

システム開発の様々な工程を経験する

システムエンジニアの仕事は以下の2つの工程に分類されます。

・上流工程:ヒアリングを通して、クライアントが求めているシステムを設計する工程
・下流工程:設計図をもとにシステムを開発する工程

上流・下流の工程を経験することで、「コミュニケーション能力」を始め、「経営知識」「プロジェクトマネジメントスキル」「プログラミング知識」など様々な知識・スキルを身に着けられます。上流・下流の工程を経験しておけば、システムエンジニアとしての価値を高めることができるので、給与アップの交渉や転職の際の武器になります。

資格を取る

特定の資格を持っていることで「資格手当」を受け取れる企業があります。 難易度の高い資格ほど支給額が増える傾向になるので、IT関連の資格を取得するのも年収アップに繋がります。また、システムエンジニアになるのに資格は必要ありませんが、資格があることで知識・スキルがあることの証明になるので、転職の際にも役に立ちます。特に、「基本情報技術者試験」・「応用情報技術者試験」はどちらも国家資格で、システムエンジニアなら持っておきたい資格です。

システムエンジニアの年収は標準よりも高い

システムエンジニアの年収は男女ともに一般平均よりも高い傾向にあります。特に女性の場合、どの年齢であっても、全国平均よりもシステムエンジニアの年収の方が高いという結果になりました。IT業界は人手不足が問題とされており、システムエンジニアの需要が高い状態が今後も続きます。今の年収に満足されていない方は、一度転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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