応募したくなる求人票に!書き方のコツと重視すべき項目

求人票は応募者に自社の採用情報を知ってもらうための重要なきっかけです。そのため、書き方に悩む人事担当者も多いと思います。そこで、より求める人材に多く応募してもらえるための求人票の正しい書き方やコツを解説します。また求職者が応募したくなるような求人票にするために、押さえておくべきポイントをご紹介します。


求人票に最低限明示しなければならない労働条件など!それぞれの書き方を解説!

求人票を書く際、労働条件を明示することが必要です。労働条件の明示に関しては、職業安定法に基づく指針等を厳守しなければなりません。求人票を書く時に最低限明示が義務付けられている労働条件等は以下のものがあります。

・業務内容
・契約期間
・試用期間
・就業場所
・就業時間
・休憩時間
・休日
・時間外労働
・賃金
・加入保険
・募集者の氏名又は名称
・雇用形態(派遣労働者として雇用する場合)

参考:労働者を募集する企業の皆様へ(厚生労働省・都道府県労働局)

職業安定法の改正により労働条件の明示が必要な事項が追加されています。上記の中で今回追加された事項は次ものです。

試用期間

試用期間の有無。また、試用期間がある場合は、試用期間の長さの明示が必要になります。

時間外労働

裁量労働制を採用している場合は、例えば「企画業務型裁量労働制により、○時間働いたものとみなされます。」のような記載が必要です。

賃金

固定残業代を採用する場合は、以下のような記載が必要です。

(1) 基本給 ××円((2)の手当を除く額)
(2) □□手当(時間外労働の有無に関わらず、○時間分の時間外手当として△△円を支給)
(3)○時間を超える時間外労働分についての割増賃金は追加で支給

募集者の氏名又は名称

求人の募集者の氏名または名称の明示義務があります。

雇用形態(派遣労働者として雇用する場合)

派遣労働者として雇用する場合、雇用形態を明示する義務があります。
今回の改正は2018年1月1日に施行されていますが、今後変更になる可能性もあるので、厚生労働省の省令・指針の改正には注意が必要です。

労働条件明示にあたって注意が必要な6つのポイント!

職業安定法には労働条件の明示義務があるものだけでなく、労働条件の明示にあたって注意が必要な指針があります。それは次の6点です。

・労働条件の明示の際に、虚偽又は誇大な内容を書かないこと
・有期労働契約に試用期間がある場合、試用期間となる有期労働契約期間中の労働条件を明示すること
・試用期間と本採用が一つの労働契約であっても、試用期間中の労働条件が本採用後の労働条件と異なる場合は、試用期間中と本採用後のそれぞれの労働条件を明示すること
・労働条件に幅がある場合、可能な限り範囲を限定すること
・労働条件は職場環境を含め可能な限り具体的に明示すること
・労働条件に変更が生じた場合は速やかに知らせること

参考:労働者を募集する企業の皆様へ(厚生労働省・都道府県労働局)

求人票に労働条件を明示する際は上記の指針に従って、求職者にわかりやすく伝える努力をしましょう。配慮を欠いた求人票を書いてしまうと、のちのち応募者とトラブルに発展する可能性もあるので注意が必要です。



求人票の書き方にある3つのコツ!

中途採用でも新卒採用でも求人票を書きますが、採用の目的によって書き方を変える必要があります。今回は中途採用者向けに求人票を書く時に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

1.募集背景を明確にする
2.キャリアパスを紹介する
3.他社にはない自社の強みをアピールする

1.募集背景を明確にする

求人票に募集した背景を明確で具体的に記載しましょう。中途採用の場合、募集背景は新規プロットなどによる「人員増強」、または担当者の退職にともなう「欠員補充」であることがほとんどです。人員増強か欠員補充かを記載することによって、企業が応募者に何を期待しているのかが求職者に明確に伝わります。
また、募集背景が単に「欠員補充」の場合、会社が応募者に期待するところが少なく、応募者も応募するモチベーションが上がりません。募集背景が欠員補充の時は、応募者にどんな役割で、何を期待しているのかを具体的に補足してあげることで応募者の応募するモチベーションが上がります。

2. キャリアパスを紹介する

中途採用では特定の役職やポジションで募集を行うことが一般的です。そこで、可能な限り採用後のキャリアパスを紹介しましょう。 キャリアアップ、またはキャリアチェンジのために応募してくる求職者も多くいます。そのため、入社後のキャリパスを重視している求職者も多いです。入社後に自分がどのようなキャリアを進んで行けるのかを具体的にイメージできると、応募につながりやすくなります。

3. 他社にはない自社の強みをアピールする

一般的に認知度の低い企業は、大手に比べて応募者が少なくなる傾向にあります。そこで他社にはない自社の強みをアピールしてみましょう。たとえば、ライフワークバランスを重要視する企業であれば「毎週水曜日はノー残業デー」を実施していることや、育児休暇制度を実際にどれくらいの社員が取得しているのかなどを記入することも効果的です。 求職者の中には職場環境や人間関係が原因で転職を考えている方も多いため、特に職場環境などの強みは応募につながるきっかけになります。


求人票をチェックする効果的なやり方!

誰が読んでも分かりやすい表現になっているのか、求職者が応募したいと思える魅力的な内容になっているのかなど、求人票をチェックする必要があります。しかし、実際に書いた本人だけでは、それが正しいのかどうかを判断することはできません。
そこで効果的な方法が社員チェックです。特に業界の色に染まっていない若手社員に意見を聞いてみると良いでしょう。求人票を読んで、改めて入社したいと思えるかを聞いて確認してみてください。

求人に応募が集まらない時の対策…労働条件と採用要件の見直し

求人を出してもあまり応募が集まらないという場合には求人票の再点検をしましょう。再点検時には労働条件と採用要件の見直しが必要かもしれません。現状の転職市場を調べて、賃金などの採用条件が市場とかけ離れていないかチェックしましょう。また、同業他社の求人票を調べ、労働条件で見劣りしていないかを確認しましょう
。 労働条件が問題なければ、即戦力を求めすぎるあまり、求職者に要求するスキルや経験などの採用要件が高くなり過ぎている可能性があります。応募者に求めるスキルは本当にすべて必要なのかを検討し、必要最低限の要件に絞って募集し直しましょう。求職者の応募への心理的ハードルが下がり、応募が集まりやすくなります。


求人票は分かりやすい言葉で、見る人の興味を惹く内容にしよう!

求人票を書くために、基本となるのが分かりやすい表現なのかどうかです。また、中途採用は特定のポジションで募集するため、求人情報にはより具体性が求められます。そのうえで、求職者の興味を惹く内容を考えます。特に競合他社へ優秀な人材が流れていかないようにするためにも、自社の強みを訴えかけるのが大切です。