2024年卒の就活はどうなる?スケジュールや採用動向について徹底解説

2024年卒の就活はどうなる?スケジュールや採用動向について徹底解説

これから就職活動をスタートさせる学生の中には、「何から手をつければよいのだろうか?」「スケジュール感がよく分からない」といった、漠然とした悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。特に近年は、コロナの感染拡大に伴い、就職説明会がリモート開催となったり、リアル面接がオンライン面接へ変更されたりと、新卒の就活スタイルが大きく変化。そうした中で、これからの就活はどうなるのだろう?と不安に感じてしまうのは当然のことと言えます。

そんな時は、まず就活スケジュールをしっかりと把握し、計画を立てるところから始めてみませんか。就活全体を俯瞰して見ることによって、これからの就活を進めやすくすることができます。

今回は2024年卒の就活スケジュールに的を絞って詳しく解説していきますので、これからどのように就活を進めていくべきか迷っている方はぜひチェックしてみてください。

2024年卒の就活日程は現行通り

就活スケジュールは、政府や企業の方針によってしばしば変更されるため、年によっては「スケジュールに振り回されてしまう」「思っていたスケジュールと違う」といった状況になってしまう場合もあります。

しかし2024年卒の就活日程は、政府と経団連を中心に議論された結果、前年と変わらず

・大学3年3月~:会社説明会
・大学4年6月~:選考開始

というスケジュールになっています。
ただし一部の企業や業界では、このスケジュールに則っていないケースもあります。そのため、自分の志望する業界がどういったスケジュールで説明会やインターンシップ、選考を行う予定でいるのか、しっかり確認しておきましょう。

2024年卒の基本的な就活スケジュール

ではここからは、2024年卒の就活スケジュールを解説するとともに、各時期に何をすべきか?という点について詳しく見ていきます。

まず、2024年卒の就活スケジュールの全体像は以下の通りです。

このように、2024年卒の就活スケジュールは

【大学2年の2月~(2022年2月)】

・自己分析
・業界
・企業研究
(就活が本格的にスタートしてからも継続して実施する)

【大学2年の5月~12月頃(2022年5月~12月頃)】

・インターンシップ参加
・選考対策

【大学3年の3月頃~(2023年3月頃)】

・合同説明会、企業説明会
・エントリーシートの提出

【大学4年の6月~(2023年6月)】

・書類選考
・適性検査受験
・面接

【大学4年の夏以降~(2023年)】

・内々定、内定式(10月以降)

※一部の外資系企業やベンチャー企業などではスケジュールが早期化傾向にあるため、詳細な流れは各企業が発表する採用の案内を要確認

といった流れになっています。

上記はあくまでも一般的なスケジュールであるため、人によってスタートを切るタイミングは異なります。とはいえ、選考を有利に進めていこうと思うのであれば、早くから準備を始めるに越したことはありません。なかなか就活の流れを具体的にイメージできないという方も多いかもしれませんが、就活はタイミングがとても重要であり、「いつ」「何をすべきか」を把握しておくことで、着実に内定までのステップを積み重ねていくことができます。

逆にスケジュールをおろそかにしていると、「気づいたらインターンシップの募集が終わっていた」「すでにエントリーシートの受け付けが締め切られていた」といった大きなミスにもつながりかねません。そうしたトラブルにならないためにも、各時期においてやるべきことをしっかりと確認しておきましょう。

大学2年の2月~:自己分析、業界・企業研究


就職活動のファーストステップとなるのが、「自己分析」や「業界・企業研究」です。

最近はインターンシップの開催が早期化する傾向にあり、大学2年5月からは続々とインターンシップの募集が始まります。場合によってはそれよりも早く開催されることがありますので、遅くとも大学2年の4~5月ごろまでには自己分析と業界・企業研究を行っておきましょう。

自己分析や業界・企業研究は、この時期に完璧に仕上げる必要はありません。分析し続けることで新たに気が付く部分や、さまざまな情報収集をする中でこれまでの捉え方・考え方が変化する場合もあります。とはいえ、言語化してみないことには何も始まりませんので、分からないながらも「まずは200字~400字程度で書き出してみる」といった作業が大切です。どうしても思いつかない場合には、友人や家族から他己分析してもらうのも一つの手でしょう。

就活では、自分のアピールポイントを伝えて企業へ売り込むことがポイントになります。自分のセールスポイントを見つけるのは、それほど簡単なことではありません。しかし「どこが自分の強みなのか?」「自分の適性・価値観に合う企業・業界はどこなのか?」といった点を細かく分析していくことが、自分にマッチした企業を引き寄せる秘訣にもなりますので、根気強くやりつづけることをお薦めします。

また、就活が本格化すると時間的にも精神的にも余裕がなくなってくるため、

・インターンシップの応募や履歴書等に使用するプロフィール写真
・リモートに対応するための撮影機材(照明や携帯スタンド)
・安定したネット環境

などの就活におけるマストアイテムの準備もこの時期に行っておきましょう。

大学2年の5月~12月ごろ:インターンシップ参加、選考対策


大学2年5月ごろ(夏季)~12月ごろ(冬季)はインターンシップの時期です。

インターンシップに参加するメリットには、

・働いている現場が見られる
・自分がその職場で働いているイメージがしやすくなる
・企業の雰囲気が分かる
・リアルな仕事体験ができる
・実際に働いている人の生の声が聞ける

などがあります。

インターンシップとは、学生にとって働く現場を直接見ることができる貴重な機会であり、企業で働くイメージを膨らませるのに絶好のチャンスです。インターンシップで感じたことを書類選考や面接で話すエピソードに使うこともできるため、「経験を増やす」「企業との接点を探る」という意味でも、参加はしておいて損はありません。

中には、インターシップを経ていないと選考が受けられない場合もありますので、開催のタイミングを見逃さないようにスケジュールは頻繁にチェックしておきましょう。インターンシップで強い印象を残したことで内定を貰えた、という学生もいますので、インターンシップの応募段階から終了まで気を抜かずに臨むことが重要です。

インターンシップが終わると選考が一斉に始まるため、スムーズなスタートダッシュが切れるように、このタイミングでエントリーシートや面接対策も並行して行っておきましょう。

大学3年の2月ごろ~:合同説明会、企業説明会、エントリーシートの提出

2024年卒の就活はどうなる?スケジュールや採用動向について徹底解説

一般的な企業の場合、大学3年の2月ごろから徐々に就活イベントや説明会、面談などの案内を出し始め、同年3月1日に本格的な採用情報が解禁となります。

エントリーや企業説明会の応募が一斉にスタートするため、この時期になると「常にスケジュールに追われる」「就活で手一杯」という状態になりがちです。特に準備が十分でない人の場合、タスクばかりが増え、慌ててしまうことになります。自分にとって有利な状況で就活を進めていくためには、「事前準備」が肝心です。

この段階に来てから後悔しないためにも、

・志望する企業や業界の就活スケジュールの確認
・自分の強みや学生時代に頑張ったことなどの棚卸し
・Webテストや適性試験の受験に向けた対策
・グループディスカッションや面接の練習

などは計画的に行っておくと良いでしょう。

大学4年の6月~:適性検査受験、書類選考、面接


大学3年の6月からは本選考がスタートします。本選考は、今まで下準備したおいたものを発揮する大切な機会となるため、自己分析や企業研究した結果や資料などを最大限活用して臨むようにしましょう。

また、選考を受けながら同時並行で別の企業の業界分析をしたり、書類作成や面接対策を行ったりするのは大変骨の折れる作業です。そのため、「ある会社の面接準備に力を入れていたら、別の会社の書類選考の締め切りに間に合わなかった」「今受けている企業とは別に、○○という会社にもチャレンジしたかったけれど、書類作成ができず結局やめてしまった」というケースは多々あります。

時間的な余裕がなくなると、せっかくのエントリーチャンスを逃すことにもなりかねません。あらかじめ就活スケジュールがタイトになることを予想して、早めにアクションを起こしておくことが大切です。

大学4年の夏以降:内々定、内定式(10月以降)


一般的な選考の場合、大学3年の夏ごろから徐々に内々定が出始めます。

ただし、内々定は採用の絶対的な決定ではありませんので注意が必要です。なかには、「内々定=採用の契約を結んだ」と思う方もいるかもしれませんが、実際には10月1日の内定式を経て、企業から採用通知書が発行された後、学生側が承諾書を提出して(正式な契約を結んで)はじめて内定となりますので覚えておきましょう。

2024年卒における就活スケジュールの注意点

近年、就活のスケジュールは早まる傾向にあります。その理由は、「優秀な人材」「より企業にフィットした人材」をなるべく早く確保したいという企業側の思惑があるためです。学生側にとっても、長期化する就活は学業の負担になりやすく、「なるべく早く内定を貰いたい」という気持ちと、ある意味合致した結果とも言えます。

特に一部のベンチャー企業や外資系企業、マスコミ業界では採用を早期化する傾向にあり、大学2年生のうちにインターンシップを実施し、大学3年生で内々定が出るというケースも多いようです。就活スケジュールを見逃してしまうと、選考そのものが受けられないという可能性もあるため、事前の情報収集は必須となります。

またマスコミ業界においては、大学3年生の間に説明会を実施、終わり次第すぐに選考に入るというプロセスを取っているケースがほとんどです。そのため通常の就活スケジュールよりも早く対策を練る必要があるほか、「時事ネタ」や「難易度の高い一般常識」に関するテスト対策も前倒しで準備しておかなければなりません。

2024年卒の就活スケジュールは昨年と大きな変更はありませんが、上記のように早期採用を取り入れる企業は年々増えてきています。そのため「通常のスケジュールで構えておけば大丈夫」と思うのではなく、前倒しでスケジュールを組むつもりで準備や情報収集をしておくことをおすすめします。

2024年卒の就活動向

2024年卒の就活はどうなる?スケジュールや採用動向について徹底解説

では、最後に2024年卒の就活動向についてチェックしておきましょう。

2024年卒の就活生が押さえておくべきなのは、

・通年採用の増加
・リアルとオンラインの併用
・地方や海外からオンラインで説明会・選考に参加する学生の増加

という3点です。

通年採用の増加

先ほど採用活動の時期が前倒しされつつあるという話をしましたが、最近では「通年採用」というスタイルを導入する企業も登場しています。通年採用とは、企業側の必要性に応じて自由に採用活動を行うことを言いますが、外資系コンサルティングファームやメガベンチャー企業、IT関連企業などは、独自の採用スタイルを実施していることが多く、この通年採用制を取り入れるケースも珍しくありません。

そのため「自分の志望する業種や企業がどのような採用形態を取っているのか」は就活をスタートする前に、必ず確認しておきたいところです。

リアルとオンラインの併用


コロナの感染拡大の影響もあり、これまでリアル(対面)が主流だった就活スタイルから、オンラインを積極的に活用した就活スタイルへと変化する企業は年々増加傾向にあります。

特に、

・企業説明会やセミナー→オンライン開催
・体験型インターンシップ、グループディスカッション、役員面接など→リアル開催

など、用途に応じてリアルとオンラインを使い分けるケースが多いようです。

かつては「就活=リアルな場で」というイメージがありましたが、これからの就活では、リアルだけでなくオンラインにも対応できる力が必要です。加えて、コロナの感染状況によっては就活イベントが急遽リアルからオンラインに変更になったり、そもそも開催自体が中止になったりする場合もありますので、臨機応変に対応できるように準備しておきたいところです。

たとえば、

・Wi-Fi環境や照明、背景といった設備関係をあらかじめ整えておく
・デバイスの音量やカメラ写りをチェックする
・オンラインに映えるメイクを研究する
・オンラインならではの話し方(適切な音量で、ハキハキ話すなど)を事前に学んでおく

といったことが大切です。入念な準備をしておけば、きっと面接官にも好印象を与えられるでしょう。

地方や海外からオンラインで説明会・選考に参加する学生の増加


ここ数年、説明会や選考がオンラインで行われるようになったことで、地方または海外在住の学生も簡単にセミナー、説明会、選考などに参加しやすくなりました。

これまで「地方に住んでいて交通費・滞在費がかかるため、都心の企業は数件しか受けられない」「海外にいるので、帰国してからでないと就活が進められない」といったケースは数多くありました。しかし最近では、オンライン就活が普及したことで、気軽に企業の採用にエントリーできるようになっています。

これは就活生にとって金銭的・時間的負担が減るというメリットがある一方で、エントリー数が増えて選考倍率が増えるというデメリットもあります。

コロナの影響で一時落ち込んだ大卒求人倍率は、2023年卒以降回復傾向にあるとの声もありますが、日本中ひいては世界中の応募者と闘わなければならない現状を考えると、より一層厳しい競争になることが予想されます。そうした中、志望する企業からの内定を勝ち取るためには、やはり早い段階からの入念な準備が欠かせません。

まとめ

今回の記事では、2024年卒の方向けに就活のスケジュールと各時期にやっておくべき内容について、詳しく解説していきました。

2024年卒の採用スケジュールは、2023年卒のスケジュールと基本的に同じ流れであり、大きな変更はない模様です。とはいえ、「インターンシップや選考の早期化」「オンラインの導入」など採用のスタイルが大きく変化している中で、就活を成功させるためには、入念な事前準備がカギを握っていると言っても過言ではありません。

現段階では自分の就活の様子を具体的にイメージできない方も多いと思いますが、「適切なタイミング」で「適切なプロセスを踏める」ように、まずは計画的に予定を組んでいくところからスタートしてみてはいかがでしょうか。