TOEICで就職活動が有利になる2つの理由 企業が求める点数と試験対策

大学の先輩などから、TOEICは早めに受けた方が良いと聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、なぜTOEICのスコアが重要なのかご存じですか?ここでは、TOEICが就職に有利になる理由や、企業が求める点数の目安などをご紹介します。


TOEICが就職活動において有利になる2つの理由

TOEICのスコアが良いと、なぜ就職に有利になるかについては主に以下の2つの理由があります。

・日本社会のグローバル化
・採用時にTOEICの点数を参考にしている企業は多い

日本社会のグローバル化

日系企業は、近年海外進出が盛んです。そのためには、海外で活躍できる人材の確保は、もはやどの企業でも重要。日本は世界に比べ、英語の習得が遅れていると言われているため、英語で問題なくコミュニケーションがとれる人材は貴重です。

さらに、これからますます少子化がすすみ、グローバルな環境で仕事ができる求職者が減少することも危惧されています。そのため、企業の多くは積極的にビジネス英語を使いこなせる人材を求めています。

採用時にTOEICの点数を参考にしている企業は多い

採用時に、TOEICの点数を参考にしている企業は7割程度あると言われています。就活生は、ほとんどの場合、一度はTOEICのスコアについて聞かれると覚悟しておいた方が良いでしょう。

つまり、TOEICのスコアは高ければ高いほど有利です。企業が採用にあたりTOEICのスコアをどのくらい求めているのか、公表しているところはほぼないですが、全く参考にしていなければわざわざスコアを問う必要はありません。

なかには、TOEICのスコアに加えて、スピーチ力を面接で試す企業もありますから、就活生は英語の勉強やTOEICのスコアを伸ばす努力をした方が良いことは明白です。


就職活動に必要なTOEICのスコアの目安

TOEICはスコアによって、おおよその英語レベルがわかるようになっています。就活においてアピールできるTOEICのスコアはどの程度なのでしょうか。

少し前の調査となりますが、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「上場企業における英語活用実態調査報告書2013年」によると、企業が採用応募時に参考にするスコア平均は625点でした。また、企業が期待する新入社員の入社時の TOEICスコアは465点~670点でした。企業が参考・期待するTOECIスコアは年度によって変わることも多く、この点数はあくまで目安です。

では、次にTOEICで取得した点数によって、就活でどれくらいのアピールになるのか、点数別に見ていきましょう。TOEICスコア600点以上からご紹介します。

TOIECのスコア600点以上の英語力

TOEIC600点台は、高校英語の基礎を理解し、ゆっくりと日常会話ができるレベルです。履歴書に書いても問題ないレベルですが、平均点に近いためアピール力としては弱いです。

TOIECのスコア700点以上の英語力

TOEIC700点台は、日常会話やビジネス英語を理解できるレベルです。仕事で活用できるのは750点以上が目安と言われているため、アピールできる可能性があります。

TOIECのスコア800点以上の英語力

TOEIC800点台になると、ビジネス英語を理解し、やりとりできるレベルです。ここまでくると、不自由なく英語を使って仕事ができることが証明できます。十分なアピールができるでしょう。


就職活動においてTOIECを取得するメリット3つ

TOEICを取得することは、就活においてメリットが多いといえるでしょう。

英語力以外の能力(向上心、海外志向、目標達成力など)もアピールできる

TOEICを受けることで、海外を意識した就職活動をしていることをアピールできます。また、高得点を取得した場合、スコアを伸ばすという目標に向けて達成できるまで努力したことがわかります。

周りの就活性との差別化につながる

高得点を取得している場合は、英語力をアピールすることができ、他の就活生との差別化につながります。特に、グローバルで活躍できる人材を求めている企業には高く評価されるポイントです。しかし、TOEICの点数が低い場合は、あまり周囲の就活生との差別化が図れない可能性もあるので注意しましょう。

点数で英語力を客観的に伝えることができる

TOEICの便利な点は、スコアによっておおよそどのくらいの英語力があるのか伝わるところです。言葉では伝えにくい英語力を、点数により客観的に伝えることができます。


就職活動のためにTOEICを取得する時の注意

TOEICのスコアを就活時にアピールする際には、いくつかの注意点があります。

TOEIC受験は就活のエントリーに間に合うよう余裕を持って

TOEIC受験は、就活のエントリーに間に合うよう早めの準備が必要です。TOEICの試験のエントリーは試験日の約1か月半前まで、結果が出るまでに1か月程度かかります。試験申し込みや就活のエントリーに間に合わないということがないよう注意が必要です。

勉強時間も考え、大学3年生の夏~秋頃から準備を始めるのがおすすめです。できれば、就活エントリーまでに何度かTOEICを受け、テストそのものに慣れながらベストスコアを上げていきましょう。

TOEICがすべての企業で有利に働くわけではない

TOEICさえ受けていれば、すべての企業に有利になるとは限りません。一部の外資系企業などは、TOEICのスコアよりも他の英語能力テストを重視する場合があります。英語能力テストには、TOEICの他にもTOEFLやBULATS、IELTSなどがあります。外資系企業を志望する学生は特に、企業が求めるテストについて調べて受けておくことが大切です。

転職の場合は新卒時よりも高いスコアが必要

新卒とは違い、中途採用の場合は即戦力としての仕事が期待されます。そのため、新卒よりも企業の求めるTOEICスコアがやや高いと言われています。転職を検討している人は、企業の求めるTOEICスコアよりもさらに高い点数を取得して就活した方が良いでしょう。


TOEICの試験対策!スコアを上げる勉強方法のポイント4つ

TOEIC対策は早い段階で行うのがベストです。しかし、スコアを上げる方法やコツを押さえて対策すると効率的に短期間でスコアアップが期待できます。

模擬問題集をたくさん問いて形式に慣れる

もちろん勉強は大切ですが、模擬問題集を活用してTOEICのテストそのものに慣れることも重要です。TOEICの出題形式はいつも同じです。リスニングやリーディングで構成され、マークシート方式で回答します。テストそのものに慣れるだけでも、スコアアップが期待できます。

隙間時間でTOEIC用の単語帳を活用する

TOEIC対策のための単語帳が販売されています。単語の意味がわからなければ、英語の意味もわかりませんから、できる限り語彙力を身につけることは大切です。通学時間や休み時間など、隙間時間も活用しましょう。

長時間(3時間半)でも集中力を維持できるようにする

TOEICの試験時間は合計3時間半にもなります。長すぎる試験時間は、集中力の維持の問題が出てきます。疲れによって集中力を欠くと、本来の力が十分に発揮できません。何度も模擬試験をしたり、同じ時間集中して勉強したりすると、長時間の試験に耐えうる集中力を身につけましょう。

リーディング、リスニングは苦手な方を重点的に練習する

苦手な分野を集中的に勉強するとスコアが改善しやすいです。TOEICのテストはリーディングとリスニングで構成されています。テストを通して、苦手な分野が明らかになれば、スコアアップに向けた対策が取りやすいです。苦手分野を明らかにするには、模擬試験をとく、早い段階でテストを一度受けてみる方法が便利です。


TOEIC対策を早めに行い就活で差をつけよう!

今回は、就活におけるTOEIC対策の必要性についてご紹介しました。すべての企業でTOEICが有利になるわけではありませんが、多くの企業がTOEICのスコアを採用基準の一部にしています。就職したい企業が決まっている場合は、どのくらいのスコアが求められるのか、TOEIC以外の英語能力テストが必要なのかなどを調べておくと良いでしょう。

TOEICスコアは勉強で伸ばすことができます。就活が本格化する前に、早めにTOEIC対策を行うことでスコアを着実に伸ばし、他の学生との差をつけることが大事です。