私の仕事
映像制作の現場には、色々な人たちがいます。職種も、年齢も、物の見方も、まるで違う人々です。
そういった人たちが、ただ一つの映像に本気になる。それこそが、映像制作の醍醐味だと思います。しかし、それは、とっても難しいことです。今までの経験も、物の見方もまるで違う人たちが本気でぶつかり合うわけですから。
私の仕事は、皆さんが「映像のこと」で本気でぶつかるための、場づくりです。
カメラマンさんのお腹が減って集中力が切れると困るから、弁当を取り寄せる。CMの依頼主の方々が、映像の出来を即座に確認できるように、モニターを設置する。ヘアメイクさんがすぐに仕事できるように、部屋の温度を下げておく。
皆さんが「映像のこと」に集中できるような場を作ること、そんな、映像には映らない、映像制作の全てに関わる仕事です。
背伸びしても、身の丈は超えない
もう既に、たくさんの先輩メッセージを読んできたあなたならお分かりだと思いますが、就活は人それぞれです。
考え方も、正解も。
ですので、今から書くことも、ただの一個人のお話だと思って気軽にみてください。
「やりたいこと」ってなんでしょうか。数ある仕事の中からぴったりの仕事を見つけるなんて、奇跡のような気がします。就活の途中、あるいは就職してから「やりたいことは本当にこれなのかな」と迷うことは多々ありそうです。
夢があるならば、遠回りしてもそれを掴めばいい。だけど、夢なんてないし、どうしていいかわからないと思っていました。
僕は、考えました。しかし、考えても考えてもやりたいことは出てきません。だけど、わかったことはありました。今までの自分が、どれだけ無意識に着飾っていたか。
素直になることは、死ぬほど難しいことだと思います。これが素の自分だと思っても、無意識に何層もの殻を被っていたりします。じゃあ、どうすればいいのか。
それを考えてみてください。時間がかかっても、いいと思います。
僕から言えることは、とにかく、肩の力を抜くこと。思っている何倍もあなたは頑張っています。