リアル面接とはここが違う!WEB面接で失敗しない3つの突破ポイント

新型コロナウイルスによる政府の緊急事態宣言を受け自粛制限が続く中、多くの企業がネットを利用した採用活動にシフトしつつあります。中でもZoom 、Microsoft Teams、Skypeなど使用したWEB面接は、対面で行う面接とは異なる点が多く、困惑してしまう就活生が多いようです。
この記事では、「WEB面接で就活生がやりがちな失敗」と「WEB面接を攻略し、就職活動を成功に導くためのポイント」ついて紹介していきます。

リアル面接とWEB面接の違い

リアル面接(対面式)では、実際に会社へ出向き、直接顔を合わせて面接を受けることが一般的です。そのため、就活生は採用活動のために何度も会社へ足を運ぶ必要があり、採用フローが長期になればなるほど時間的金銭的負担は大きくなります。採用側も、面接試験のたびに会場設営や面接官を務める役員へのアポ取りなどをしなければならず、準備に多くの時間を要します。

一方WEB面接では、会社に出向く必要がなくお金と時間を節約できるため、遠方に住む人や学業やサークル活動で忙しい人でも就職活動をスムーズに進めることができます。企業も採用にかかるコストを大幅に削減できるので、採用する側、される側双方にメリットがあります。

しかし、WEBゆえに生じるデメリットがあることも忘れてはなりません。

例えば、社風を肌で感じられず、就活生が自分の働く環境をイメージしづらいという点です。リアル面接では、面接時のコミュニケーションだけでなく、面接会場でのスタッフの様子や雰囲気、自分以外にどんな人が面接に呼ばれているのかなどを実際に目で見て知ることができます。
しかしWEB面接では、画面から感じ取れる情報が限定的なので、企業のHPやパンフレットなど書面からイメージを膨らませるしかありません。

さらに、WEB面接では、上半身しか画面に映し出されないので、リアル面接と比べ面接官との距離がより近く感じられます。カメラ越しであっても、初対面の人と近距離で話すのは思いのほか緊張するものです。緊張によって声が小さくなったり、言葉が途切れたりすると、自分の意図を正しく面接官に聞き取ってもらえないこともあります。WEB面接は、雰囲気や表情などの視覚的情報が限られる分、耳からの情報が非常に大切です。会話の内容についてミスコミュニケーションが生じると、採用結果に影響する場合があるので注意しましょう。

WEB面接で気を付けたい3つのポイント

基本的に、リアル面接でもWEB面接でも言葉遣いやマナーについては同じになります。
「WEBだからよく見えていないだろう」、「少しくらい手を抜いてもいいや」という安易な気持ちは厳禁です。むしろWEB上で見えにくいからこそ、面接官に配慮し、より一層気をつける必要があります。面接官は受験者の視線や表情を細かくチェックしているので、立ち振る舞いや身だしなみには手を抜かないようにしましょう。

また、WEB面接は、ネット回線を利用した面接方式のため、安定した通信と円滑な面接が実施できるように環境を整えておく必要があります。

確認すべきポイントは次の3つです。

1.自分自身のカメラ映り

まず、自分自身がどのように相手に見えるかについて意識する必要があります。

(1)声
WEB面接は声が命。声が小さいと何をしゃべっているのか相手が聞き取りづらくなります。逆に声が大きすぎると音割れして聞きづらくなってしまいますので、適度な声の音量で話すことを心がけましょう。
自分の思いが面接官に伝わらないのは非常に勿体ないことです。面接時の話し方は、「ハキハキ」「活舌よく」「聞き取りやすい音量で」の3つを意識すると印象がグッと良くなります。

(2)カメラ目線
カメラ目線も重要なポイントの一つです。よくありがちなことは、カメラの位置が顔の真正面にきておらず、面接官に対して上目遣い、もしくは見下ろすように映ってしまうこと。これでは面接の印象が悪くなります。 前のめりにならず、姿勢を正した状態でカメラを顔の真正面に向け、視線がまっすぐになるように調整しましょう。
(3)表情
面接中は、カメラばかり気にするのではなく、面接官の目をしっかり見て表情豊かに話をすることが大切です。 人の印象は見た目で決まると言っても過言ではありません。面接官に自分がどう映るか、鏡やインカメラを使って事前に印象をチェックしておくと安心です。
またスマホやタブレットで面接を受ける場合、手で持ったり壁に立てかけたりすると画面がブレて表情がきれいに映らない可能性があります。三脚やスマホスタンドなどで固定して顔がハッキリ見えるように調整する、またはパソコンの内臓カメラを利用すると安心です。

(3)メイク
女性の場合はメイクも重要なポイントです。
男性および女性双方から好印象を持ってもらえるような清潔感のあるナチュラルメイクがおすすめですが、メイクの仕方は業界や職種によって多少異なります。事務系であれば誠実な印象に、接客業は明るく華やかにといったように、働きたいイメージや職場に合わせてメイクをチェンジすると自身の魅力をより一層引き立てることができます。
ただし、印象を明るくするために強い光を放つライトを利用すると、メイクが白飛びして実際の色味より薄く映ってしまいます。特に眉やリップはその傾向が強いので、面接時と同じ環境下でどのように映るか、あらかじめチェックすることをおすすめします。

2.ネット接続環境

ネット環境は、WEB面接で非常に大事な要素の1つです。
Wi-Fi環境で面接を受ける際、電波が弱い場所だと、インターネットにうまく接続できない、画面が固まってしまう、音声が途切れるなどのトラブルに繋がるケースが多いようです。
もしWi-Fi環境しかなく、接続に不安がある場合は、周りにネットを常時接続している人がいないかを確認し、面接時はネット利用を控えてもらうようお願いしましょう。
しかし事前に入念な準備をしていても、「面接直前になってネットに接続できなくなった」、「手間取って開始時間に間に合わない」といった突然のトラブルに見舞われることはあり得ます。
万が一トラブルが起きた際にあわてないよう、企業の連絡先と連絡手段は手元に用意しておくのがベターです。

3.面接時の撮影場所

WEB面接の撮影場所を指定されることはほとんどありませんが、公共のスペースや学校では雑音が入りやすく集中しづらいので、自宅での実施がふさわしいと言えます。 自宅で面接をする際には、画面に映る可能性のある場所は必ず綺麗にしておきましょう。
面接官は、画面に映し出される受験者の視線や表情だけでなく、周りの環境もよく見ています。お気に入りのポスターや趣味関係のもの、置きっぱなしの本や服などは掃除し、画面から見えないところにしまいましょう。画面に移る背景は、映り込みがないよう白地の壁、もしくは白い布で隠しておくことをおすすめします。
また自宅に家族がいる場合には、面接時間中は「部屋へ入らない」、「大きな音を立てない」ことを頼んでおき、面接に集中できる環境を作りましょう。

新型コロナウイルスによる就職活動への影響

新型コロナウイルスの感染拡大と自粛の長期化に伴い、企業の説明会が少なくなったりインターンシップが中止になったりと新卒採用にも影響が出始めています。

新型コロナウイルスの影響を受けながら就職活動を行っている皆さんは、今後WEB面接だけで採用が決まってしまう可能性もある一方、感染者が減少してくればソーシャルディスタンスを保った形でリアル面接を行う企業も増えてくる可能性もあります。

いずれにせよ、これから面接を控えている就活生の方は、企業が発信する情報には常にアンテナを張っておき、WEB面接でもリアル面接の場合であっても、状況に応じて適切な面接対応ができるよう準備しておくことが求められます。

就職活動の現状

2020年の東京オリンピック開催を控え、景気は上向き、採用活動は売り手市場と言われていました。しかし、新型コロナウイルスの流行を受け、閉店や休業に追い込まれる企業が相次ぎ、特に中小企業はその煽りを大きく受けています。

そのような状況下で、学生の就職活動への影響は2極化しているとみられています。 新型コロナウイルスの流行前から就職活動を実施していた学生は、既にインターンシップや選考を終え、内々定が出ている学生も多く影響は少ないとされています。
一方、企業が採用説明会やインターンを自粛し始める前後に就職活動をスタートさせた学生は、活動が滞り、先行きが見えない不安を抱えています。


情報収集

合同説明会や企業の採用活動の延期または中止、学校のキャリアセンターの閉鎖などを受け、現状で学生ができる就職活動には制限があります。政府の緊急事態宣言を受け外出自粛となる中、自宅で取り組めることは、主にインターネットを利用した情報収集です。

就職活動に必要な口コミやインターン情報などが掲載されているサイトを活用し、過去に同じ企業を受けた先輩のエントリーシートの内容を分析したり、面接で聞かれたことを情報収集したりして、採用活動再開に向け準備をしておくことが大切です。


企業の内定出し状況

2020年3月の大学卒業者の就職内定率は令和2年2月の段階で92.3%(前年同期比0.4%)と、調査開始以来過去最高を記録しました。
参照:「令和元年度大学等卒業予定者の就職内定状況(2月1日現在)を公表」(厚生労働省)

しかし、新型コロナウイルスの影響により、企業の採用活動は雲行きが怪しくなってきています。 日本労働組合総連合会(連合)が2020年3月30~31日に実施した「新型コロナウイルスに関する緊急集中労働相談」の集計結果によると、新型コロナウイルスの影響により、内定取り消しや解雇、契約解除で困っている人から、2日間で168件の相談が寄せられていたとのことです。
参照:「新型コロナウイルスをめぐる緊急集中労働相談を実施/連合(2020年4月10日 調査部)(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

このような背景から、厚生労働省は企業に向けて雇用調整助成金の利用を呼び掛けたり、全国56か所の新卒者応援ハローワークに「新卒者内定取消等相談窓口」を設置したりと、対策に乗り出しています。
また企業側でも、新卒採用人数を増やす上場企業が20社にのぼるなど、内定取り消し者や予備軍の学生を救済する動きも広がってきています。
参照「新型コロナ」で内定取り消し、上場企業20社が救済へ(東京商工リサーチ)

既に学生へ内定を出している企業では、電話やメールにて「内定取り消しはない」と連絡し、学生が不安にならないように配慮するケースもあるようです。

まとめ

以上、リアル面接とWEB面接の違いやWEB面接時の注意点、新型コロナウイルス影響下の面接事情について述べてきました。

今年の就職活動は、新型コロナウイルスによって例年に比べて長期化すると見られており、現在も多くの就活生が継続して活動しています。そんな就活生も活動が進めば面接を受ける機会が増えてくると思われますが、たとえWEB面接であってもしっかり面接が行えるように面接環境にはしっかりと気を配らなければなりません。

WEB面接では通信の安定がとても重要な要素となり、面接時に通信が途切れることの無いよう準備をしつつ、WEB面接に合わせた表情の作り方や視線の向けかたを意識することが面接を成功させるカギとなります。

新型コロナウイルスの影響で就職戦線は厳しさを増していますが、「WEB上で自分を面接官にどう魅せるか」を意識してWEB面接を突破しましょう!

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