インターンシップとは?種類や意味、応募の仕方について

インターンシップは、これから就職活動を始めるにあたりメリットの大きい職業体験です。インターンシップができる企業は多数あり、期間も様々。ここでは、インターンシップの目的や種類、内容についてご紹介します。


インターンシップとは?

インターンシップとは、学生が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことです。実際の業務や働く環境の体験を通じて、業務内容や働くことの理解を深めることを目的としています。インターンシップは、学生側・企業側のどちらにもメリットがあり、インターンシップを受け入れる企業は増えてきています。また大学側も推奨している場合が多いです。

インターンシップには1日単位のものから、数ヵ月、あるいは数年の長期のものまで様々です。大学の春休みや夏休みを利用するのが一般的ですが、長期インターンシップなどでは、授業の少ない学年の大学生が平日にインターンシップを行うこともあります。インターンシップの経験は就活に有利となり、さらに経験を積むことで自身の成長にもつながります。


インターンシップとアルバイトとの違い

インターンシップとアルバイトの区別がつきにくいと感じる人も多いですが、目的を知っておくと間違えることがありません。

■インターンシップ
 仕事の内容理解・適正理解が目的

■アルバイト
 労働と時間の対価として収入を得ることが目的

インターンシップは収入が得られることはありますが、その目的は「仕事の内容を理解」したり、「適正があるか把握」したりするものです。一方でアルバイトは、労働と時間の対価として収入を得るために行います。

インターンシップシップに参加すると、その業種や職種の仕事内容の理解、自分が向いているか、社会人としてのルールやマナー、心構えが身に付きます。アルバイトとは違い、学業優先のなかで行われるため、勉強を疎かにすることなく参加できる点も特徴です。


インターンシップに参加する目的・意義について

・業界研究として
・職業体験として
・就活をする際の経験談として
・大学によっては単位認定されることもある

業界研究として

どんな企業に就職したいかを考える時に、まず業界について知ることが必要です。なりたい職種が決まっている場合でも、その職種が活躍できる業種はたくさんあります。

業界のことは本や学校などで学ぶことはできますが、実際に働いてみないとわからないことも多数あります。就職後に想像とは違うことを嘆くよりも、インターンシップを通して体験し得た経験をもとに判断する方がメリットは大きいです。

職業体験として

興味のある業種が定まっていても、職種によって仕事内容は大きく異なります。インターンシップに参加することで、デザイナー職やマーケティング職など、実際に見聞きしなければ分かりにくい職業を側で見たり体験したりできます。営業職や事務や経理など、おおよそイメージがつきやすい職種の仕事内容の理解はもちろん、体験してみることであなた自身に向いているかどうか判断するきっかけになります。

さらに、企業の一員として働くことで、社会人としてのモラルやマナーを体験できて、仕事に付くことへの心構えが身につきます。

就活をする際の経験談として

インターンシップで得た経験は、就活をする上で大きな強みにもなります。特に、長期間インターシップで業界を知った学生や、何らかの業績・実績を残した学生は、即戦力として期待できるため就活で有利になります。即戦力としての働きを就活生に期待している業種では、特にインターンシップでの経験をアピールすると良いと言われています。

また、インターンシップに参加して体験したことや感じたこと、学んだことを自己アピールに活用すると、他の就活生よりもより具体的な内容となり、差別化をはかることもできます。

大学によっては単位認定されることもある

半数以上の大学が、インターンシップを単位認定しています。これには、資格取得のために必要な現場実習も含まれているため、実際にインターンシップに参加している学生のうち一般企業に参加している人の割合はまだ少ないのが現状です。

大学によって、インターンシップが単位認定される条件が異なります。通っている大学の条件を調べてみてはいかがでしょうか。


インターンシップは3種類

■1dayインターンシップ
 1日のみ

■短期インターンシップ 
 1週間~1ヶ月程度

■長期インターンシップ
 1ヶ月以上~中には4年間など

インターンシップの期間は3種類。短期から長期まで、目的や予定に応じて選ぶことが可能です。

1dayインターンシップ(1日のみ)

短期間のインターンシップのなかでも、一番短期間なのが、1dayインターンシップです。1dayインターンシップの多くは、その企業の説明プログラムや2~3時間程度のグループプログラム、社長との座談会で構成されます。

業界や企業について知りたい就活生に便利で、様々な業界・職種から絞りこみたい場合にも役立ちます。

短期インターンシップ(1週間~1ヶ月程度)

・サマーインターンシップ
・ウィンターインターンシップ

短期インターンシップは、学校の長期休みを利用して参加する場合が多いです。夏休みを利用する場合はサマーインターンシップ、冬休みはウィンターインターンシップに多くの学生が参加しています。その期間は1週間~1か月程度が多く、企業説明を受けたり、4~5名程度の大学生でグループワークを行ったりします。

短期インターンシップが選考につながっているケースもあり、グループワークでの働きや内容によって本採用が決まったり、就職試験の一部が免除になったりする可能性があります。もし、就職したい企業が決まっている場合は、インターンシップに参加しておくとチャンスが広がります。なかには、学年不問でインターンシップ募集をしている企業もあるため、1年生のうちから調べておいても無駄はありません。短期インターンシップでは、給与が支払われる場合もあります。

長期インターンシップ(1ヶ月以上~中には4年間など)

長期インターンシップは、数ヵ月、あるいは数年という長い期間、企業に勤めるのが特徴です。多くの場合、給与が支払われ、参加した学生は実際に働きながら経験を積み重ね、インターンシップが終わる頃には即戦力として役立つ能力を得ることが期待できます。

長期インターンシップは、学生のうちから社会人としてのビジネススキルを身に付ける機会となり、学校を卒業してすぐに活躍したい人、起業したい人などに注目を集めています。そして様々な職種の募集があり、実際の業務を通じてより具体的に職種や業種を知ることができます。この経験から、自分に合った仕事かどうかも判断しやすくなります。

さらに、長期インターンシップの成果によっては、就職活動で有利になったり、その起業から直接内定をもらえたりする可能性もあります。


インターンシップの募集の探し方

・企業のホームページ
・インターネット上のポータルサイト
・大学のキャリアセンター
・OB、OGの紹介

インターンシップの募集を探す時には、企業のホームページを直接チェックする方法と、インターンシップ募集情報がまとめてわかるポータルサイト、大学のキャリアセンター、OBやOGの紹介が一般的です。


インターンシップ募集の時期

・短期インターンシップは随時~1か月前
・長期インターンシップは随時

夏休みや冬休みを利用した短期インターンシップの場合は休暇の1か月前頃にインターンシップの募集が始まるケースが多いです。1dayインターンシップの場合は随時募集している企業もあります。

長期インターンシップは、募集時期が決まっていません。欠員が出た時などに急遽募集がかかることが多いため、こまめにチェックしておくことが大切です。


インターンシップの服装って?給料は出るの?

気になる服装と給料についても確認しておきましょう。

服装は募集している企業の規定に準ずる

インターンシップの服装は、企業によって規定が異なります。スーツ着用と定めている場合や、特に規定がない場合もあります。

インターンシップ先の企業によって、服装規定がある場合はそれに従うようにし、指定がない場合はジャケットを着用するなどのオフィスカジュアルでまとめるのが無難です。

給料の有無について

インターンシップでは、有給・無給どちらもあります。1dayインターンシップなどの短期インターンシップのほとんどは無給となるケースが多く、長期インターンシップでは給料が発生する可能性が高まります。

交通費についても、企業により異なりますが、長期インターンシップの場合は交通費の支給や宿泊補助費が支給されるケースがあります。無給であったとしても、業界や職種についての理解が深まり、就職に有利になる可能性があるなどのメリットは期待できます。


こんなインターンシップには注意!

インターンシップのなかには、ブラックインターンシップと呼ばれるインターンシップがあります。下記に該当するインターンシップの場合は、注意が必要です。

・アルバイトと変わらない仕事内容で給与を支払わない
・残業を強いるのに報酬が発生しない
・労働に値するのに最低賃金以下の給与しかもらえない

給与の発生しないインターンシップは、見学や体験など、企業との使用従属関係がなく、労働者に該当しないものとされています。一方で、企業と学生の間に使用従属関係が認められ、直接企業の利益につながる仕事を行った場合は、労働者と扱われるため給与が発生する決まりとなっています。

アルバイトと変わらない仕事にも関わらず、給与が支払われない場合や最低賃金を下回る給与しかもらえない場合は、違法な労働契約とみなされます。

おかしいと思ったら大学のキャリアセンター、労基署に相談

ブラックインターンシップの被害に合わないためには、インターンシップについての正しい知識や労働法の知識などを勉強しておくことが大切です。もし、ブラックインターンシップに悩んだ場合は、一人で解決しようとするのではなく、大学のキャリアセンターや労働署にいち早く相談することをおすすめします。


インターンシップで就職経験を積むと就活が有利になる

今回は、インターンシップの特徴や内容についてご紹介しました。インターンシップに参加することで得られるメリットは多いです。職種や業種研究はもちろん、社会人としてのマナーを学ぶことができ、期間によっては卒業後に即戦力となりうる技術や知識を身に付けることもできます。

もし、インターンシップ先への就職に結び付かなくても、就職活動においてその経験が強みになり、有利になることもあります。就職活動を有利に進めるためにもぜひ、インターンシップに参加を検討してください。

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