業界研究の正しいやり方は?効率よく進めるためのポイントと手順

志望業界や企業を決める際に不可欠な「業界研究」。押さえるべきポイントや、効率よく進める手順についてご紹介します。


そもそも業界研究とは?

業界とは、事業内容を基準に企業を分類したものです。メーカーや商社といった大きな分類だけなく、ソフトウェア業界や出版業界など、細分化して用いられます。
業界研究とは、これらの個々の業界について、種類や特徴を理解することです。どのような業界があるのかといった大まかな区分や、業界それぞれの特徴や規模、動向などを理解するのに必要です。
業界研究を行うことで、志望業界を決定したり、企業研究を深めたりしていきます。業界の主要企業に主眼を置き、業界を構成する企業との関係性や業界の現状および将来性を考察していきます。


業界研究を行う目的とは?就活にどのようなメリットがある?

業界研究を行う目的は以下の2つです。

1. 志望業界を絞り込む
2. 業界について理解を深める

それぞれの内容とメリットについて、詳しくご紹介します。

1. 志望業界を絞り込む


就職活動で志望企業を決めるには、まずは社会にはどのような業界があるかについて、広く知識を得る必要があります。業界研究によって主要業界について知り、その結果をもとに、自分に合う業界や進みたい方向性を明確にしていきます。

業界研究のメリットは、今まで知らなかった業界について幅広く知ることができるため、志望対象が広がることや、業界について正しく理解できることです。業界によっては、一般的なイメージと実際の事業内容と異なっていることもあります。業界について正しく知っていれば、自分のやりたいことと事業内容が異なっていたというミスマッチを減らせます。

2. 業界について理解を深める


志望業界を決めた後は、その業界について理解を深める必要があります。業界研究を行うことで、企業の特徴や立ち位置などの全体像が理解でき、志望すべき企業が見えてきます。そのためあなたにあった企業選択の精度があがります。

また、他業界や関係業界との比較や、自己分析とあわせて、企業応募時の志望動機を強固なものにできることもメリットといえるでしょう。


業界研究のやり方!効率よく進める手順とコツ

業界研究を効率よく進めるには、以下の4つの手順にそって行います。

1. まずは興味のある企業の業界から研究を始める
2. 業界内のトップおよびライバル企業をターゲットに進める
3. 関連のある別業界についても研究を広げる
4. 業界研究ノートを作成する

1. まずは興味のある企業の業界から研究を始める


業界研究は、まず興味のある企業が属する業界から始めましょう。企業に対しての知識があるため研究を進めやすく、業界の全体像をすばやく理解できます。

2. 業界内のトップおよびライバル企業をターゲットに進める


業界研究は、業界内のトップ企業と、対抗するライバル企業を中心に業界の動向を把握します。トップ企業がトップである理由や、上位企業間の共通点などを探っていくと、業界の動向や流れが理解できます。

3. 関連のある別業界についても研究を広げる


ある程度業界研究が進んできた後は、他に興味のある業界や、研究した業界が関連する業界へと対象を広げていくと、業界同士の関係が把握できます。志望業界以外でも、自分が活かせる業界を見つけられるかもしれません。

4. 業界研究ノートを作成する


業界研究は、研究ノートを作成してまとめるようにするとわかりやすいです。各業界で、同一のフォーマットを使用して記入すると、業界の特徴の比較や共通点の把握が簡単になります。その結果は、志望動機作成に活用できます。


業界研究で押さえるべきポイント

業界研究は業界を広く浅く捉えた後、業界内について深く調べることが必要です。業界研究で押さえるべきポイントは以下の3つです。

1. 業界規模と推移を理解する
2. 業界の特徴やサービスについて知る
3. 業界の現状の課題や今後の可能性について知る

それぞれの内容について、詳しく解説します。

1. 業界規模と推移を理解する


業界の全体像を把握するために必要です。今後の業界全体の成長性を考える上でも参考になります。

2. 業界の特徴やサービスについて知る


業界別の特徴やどのような企業やサービスがあるのかを知っておくと、企業間の関係や立ち位置が理解しやすくなります。

3. 業界の現状の課題や今後の可能性について知る


業界としての今後の成長方向が予想できます。また、その業界に携わった場合のキャリア形成を考えていくためにも役立ちます。


さまざまな情報を活用し幅広い視点からの業界研究を

業界研究に役立つツールおよび手段の主なものには以下の7つがあります。

1. 就職情報サイト
2. 業界地図
3. 大学のキャリアセンター
4. 合同企業説明会
5. 企業の採用サイト
6. 新聞やニュース
7. OB・OG訪問

それぞれ、どのような情報を入手できるかをご紹介します。

1. 就職情報サイト


就職情報サイトには、業界についての知識が得られるコンテンツが多数掲載されています。まずはここから業界の大分類などの基礎的な知識を学ぶのがおすすめです。

2. 業界地図


複数の出版社が、業界構造や勢力関係、現在の動向などを記載した業界地図を発表しています。業界における企業間の関係が一目瞭然で、体系的に学ぶことができます。今後の勢力変化への影響が予測される、資本関係や提携関係もわかるようになっています。

3. 大学のキャリアセンター


大学のキャリアセンターでは、就活支援の一貫として、業界研究に関するセミナーを主催しています。また、これから就活を始める学生のサポートを幅広く行っていますので、基礎的な情報収集にも役立ちます。

4. 合同企業説明会


合同企業説明会には、数多くの企業がブースを出展しています。直接複数の企業の担当者から業界や企業の動向についての情報が得られるほか、講演やセミナーなども開催されます。業界について広く知りたい人にも、深く研究を進めたい人にも役立つイベントです。

5. 企業の採用サイト


企業の採用サイトでは、採用情報が掲載されているだけではありません。企業の方向性や将来の展望などを説明するにあたり、業界動向についても触れられていることが多いです。業界の上位企業については確認しておくと何かと参考になるでしょう。

6. 新聞やニュース


社会情勢や業界を取り巻く最新の情報を把握するために必要です。

7. OB・OG訪問


現場で業務に携わっている人が感じる、業界の将来性や課題などを聞くことができます。


業界研究は企業理解にとっても重要

業界研究は、単に業界について理解を深めるだけではありません。業界研究を行った後で、個々の企業研究を行うためにも、業界内での役割や立ち位置を理解しておくことは、正しい企業理解につながります。
業界研究は、就職活動の重要なステップですので、時間をかけて十分に行いましょう。自己分析と一緒に進めていくと、より自分の進むべき道をはっきりとさせることができます。

同じカテゴリーの記事