就活でよく聞く適性検査ってなに?検査方法別の対策方法をご紹介!

「適性検査」の目的や種類、検査方法などについて、適性検査を受ける前に知っておきたいポイントを3つにまとめました。


就活(新卒採用)で受ける適正検査とは?

適性検査とは新卒採用にあたり、企業が求める職務要件を満たしている、もしくはその可能性が将来的に期待できる人材であるという判断をするための基準を測定するものです。適性を判断する基準は基本的に3つあげられます。

■適性を判断する基本的な3つの基準

・基礎能力(職務を遂行するための知識や技術を取得する能力)
・情緒的・性格の特性(職務や職場風土に順応する能力)
・動機・将来への展望・価値観(企業貢献やキャリアプランなど、ビジョンの有無)

適性検査ではこれら3つの評価を総合判断します。これらの基準を判断することで、企業理念や風土に適した人材を採用することができるため、適性検査は重要な判断基準となるのです。


就活(新卒採用)における適性検査の種類と内容

就活で新卒採用のために実施される適性検査には大きくわけて2つの種類があります。

1. 能力検査
適性検査における能力検査とは、個人の知的能力、一般常識や論理的思考力を問うための検査を指します。働く現場で必要となる基礎的能力をこの能力試験で測定します。

2. 性格検査
適性検査における性格検査とは、入社後の採用人材が企業風土に適合性があるかどうかや、チームワークをもって社内で調和を保てるかどうかといった判定材料にするための検査です。

1. 能力検査の検査方法 について


検査の方法は主に4つに分類することができます。

・一般能力テスト
・A式、B式テスト
・パワー、スピードテスト
・客観、記述式 など

それぞれの検査方法をご紹介します。検査方法を事前に確認しておいて、適性検査対策を行いましょう。

■一般能力テスト
基本的な語彙や演算、論理的思考、推理、知覚の速さや正確さなどで測定される能力テストで、過去の学習経験が反映されます。

■設問A.B形式
Aは言語を使った質問形式でBは図形を用いた設問で空間把握の速さや正確さを図る検査。また設問の文化的背景に左右されず的確な判断ができるかという知覚能力を測定するために用いられます。

■パワーテスト、スピードテスト
読解力や思考力を図るパワーテストでは、一問あたりの設問が長いため課題をこなす高度な能力とパワーが必要になります。スピードテストでは定型的な作業の速さや正確さを判断するテストですがもん問題数が多いことでその処理能力も問われます。

■客観式、記述式
客観式は択一方式な設問。記述式では文章の表現力、拡張能力を判断する重要な基準となり、正解・不正解では測れないため採点者の判断基準に結果はゆだねられます。

2. 性格検査の検査方法 について


検査の方法と内容によって大きく3つにわけることができます。

・質問紙法
・投影法
・作業検査法

それぞれの検査方法をご紹介します。検査方法を事前に確認しておいて、適性検査対策を行いましょう。

■質問紙法
設問に対して「はい」「いいえ」のような二者択一によって回答する検査方法。設問内容は被験者の情緒面の診断を問う関連内容が多く出題されます。これによって「適」「不適」が数値として診断結果に表れるため、性格検査としては最も利用実績の多い検査方法です。
適性検査の新卒対象に行われる質問紙法においては、被験者の質問読解力や自己開示、自身の内観力不足による客観性に欠ける結果を導く場合があり、その判定に関する正確性について不十分であるとする懸念の側面もあるのが現状です。

■投影法
もともと光をあてて影を映し出す方法のことを指しますが、心理学関連のアプローチとして、曖昧な設問に対して回答者の心の内面や性格を割り出す方法として使用されるものです。一般的によく用いられるのが、「ロールシャッハ・テスト」というスイスの精神科医H・ロールシャッハ氏が考案した方法。左右対称のインクのシミから被験者が想像したイメージからその人物の人格を分析します。

■作業検査法
ある一定の同じ作業を長時間続けることによって個人の作業能力パターンを割り出し、傾向と適性を見出すための方法。


準備万全で備えたい!就活の適性検査のコツを確認

就活の適性検査を受ける前に、適性検査の種類別に見る対策方法を知ることで検査に十分な準備を整えることができます。検査の種類別による対策方法の要点と適性検査の形式別についてもまとめました。

【検査の種類別】


■能力検査対策はパターンを理解
一般的に実施されている能力検査内容には適性検査を提供している会社によって特色があります。問題集や模擬試験を通してテストの傾向を把握しておくことが大切です。基本的に能力検査の教養試験には一般常識や中学生程度の国語・数学・社会・理科などがよく出題されます。復習をすることで忘れていた分野を固めておきましょう。
一般常識では時事問題なども頻繁に取り上げられます。日ごろからニュースや新聞記事に目を通して教養を深めておくことが非常に大切です。

■性格検査対策は工作しすぎず正直に対応
性格検査の企業側の狙いは実は様々です。結果をどのように判断するかは企業側の意向にすべてゆだねられています。性格検査は学力試験とは異なり、正解と不正解が100%あるものばかりの設問ではありません。
あらかじめ自分の長所と短所をしっかりと分析し、設問にはポジティブな反応が反映されるように回答することが有利となるでしょう。個人の性格を曲筆する必要は全くありませんが、表現や見解の違いで長所とも短所ともとれる物事はいくらでも存在します。
企業風土や理念についてあらかじめ学習できることは予備知識として吸収しておくことで、方向性を決めて準備ができ、自信がつきます。

【検査形式別】


■筆記、マークシート方式
筆記・マークシート方式の試験は主に日本各地に設けられたテストセンターや企業内でも実施される試験を指します。記述式なため筆記用具として鉛筆は必需品です。できるだけ柔らかいB以上の鉛筆芯で予備用に何本が用意しておくとよいでしょう。

■ウェブテスト
ウェブテストは基本的に遠隔地にいる求職者のニーズにあわせて提供され始めた試験で、自宅でも試験を受けることができます。試験会場のようにテストのために設けられた環境ではないことで、集中力が失われないよう、独立した静かな設定を整えてからテストに臨みましょう。


就活の適性検査は自分を知るためのツールでもある

就活における適性検査は企業が人材採用基準を図るための一つのツールです。実際に適性検査の結果のみで採用、不採用が決定するわけではありません。重要なのはこの適性検査の準備をする過程で、自分自身を正しく分析し自己開示できる能力を見につけることです。
実際に企業に勤めて仕事をして行くうえで、本当に自分が希望の企業に就職して活躍できるのかどうか?その判断はまずは自分自身がするべきです。
適性検査によって導き出された基準は本当の自分の実力を知る効果的なツールでもあります。しっかりと準備を備え、万全の態勢で適性検査に挑みましょう。